脱炭素実現へ200兆円超 バイデン氏、環境投資計画

バイデン前米副大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米大統領選の民主党候補、バイデン前副大統領は14日、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を大幅に削減し、持続可能な脱炭素社会を実現するため4年間で2兆ドル(約214兆円)をつぎ込む巨額の環境投資計画を発表した。2035年までに電力部門の二酸化炭素(CO2)排出をなくし、数百万人分の雇用創出にもつなげる。

 大統領選の党候補者選びで従来掲げてきた環境戦略を拡大した形で、温暖化対策を重視する左派層の取り込みを狙う。東部デラウェア州で演説したバイデン氏は「これは夢物語ではなく、すぐに取り組める実行可能な政策だ」と呼び掛けた。


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