ヒアリ、東京港に1500匹 女王アリや卵は確認されず

ヒアリ(環境省提供)

 環境省は14日、東京港・大井ふ頭のコンテナヤードで強毒を持つ南米原産の特定外来生物ヒアリ約1500匹が土の中を出入りしているのが見つかったと発表した。人的被害は確認されていない。同じ東京港の青海ふ頭では昨年9〜10月、50匹以上の女王アリが見つかり、定着が懸念されているが、今回はいずれも働きアリで、女王アリや卵はなかったという。

 環境省によると、10日に調査の委託業者が発見し、13日にヒアリと確認した。発見した場所には殺虫効果のある餌をまき、駆除を進めている。

 ヒアリは4月に茨城県常総市で、6月に入り、横浜港や千葉港などでも見つかっている。


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