ナイツが浮世絵展をPR 歌舞伎観劇の絵に共感

「おいしい浮世絵展」をPRする「ナイツ」の塙宣之(左)と土屋伸之=東京都内

 企画展「おいしい浮世絵展 北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい」のPRイベントが、会場となる東京都港区の森アーツセンターギャラリーで開かれ、広報大使を務めるお笑いコンビ「ナイツ」(塙宣之、土屋伸之)が登場した。同展は15日に開幕、9月13日まで。

 浮世絵師によって描かれた「江戸の食」がテーマで、2人は「東海道中膝栗毛」をイメージした衣装姿。客席で食事をしながら歌舞伎を観劇している浮世絵を見た土屋は「(東京・浅草の劇場)東洋館を思い出した。飲食自由で、がさがさ、ぐびぐび、お客さんが音を立てながら見ている」と、自身のホームグラウンドに重ねて共感していた。

 競馬好きで馬の絵を描くのが趣味の土屋は、リアルなウナギの絵にも感心した様子で「ウナギのつやは、青鹿毛のサラブレッドの馬体に通じる輝きを感じました」と力説。塙が「食べ物としてね」とちゃちゃを入れると、「馬を食べ物として見ていない。競馬の仕事が無くなるのでやめてください」とたしなめた。

 江戸時代にタイムスリップしてやってみたいことを問われた塙は「病気の人を救いたい。江戸時代にはやった病気を現代の医学で…」と大真面目に語りだすと、土屋が「ドラマの『JIN 仁』でやってたけどね」と突っ込んで笑いを誘った。


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