小中学生62人が体罰被害に 兵庫・尼崎市、6年間で

 兵庫県尼崎市教育委員会は13日、市立尼崎高の体罰問題を受けて市立小中学校の子どもや教員、保護者を対象に実施した体罰に関するアンケートを分析し、昨年春までの6年間に教員37人が児童生徒62人に体罰を加えたことを確認したと発表した。

 市教委は昨年10月に小中学生303人が「体罰を受けた」と答えたアンケート結果を公表し、詳しい聞き取りを進めた。

 小学校では宿題を出さない児童をげんこつでたたいたり、教室移動で耳を引っ張ったりした体罰があった。中学では部活でボールを当てる、出席簿で頭をたたくなどの行為が確認できた。平手打ちで口を切るなど3人がけがをした。


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