首相「早期復旧へ全力」 豪雨被害の熊本視察

豪雨で多数の犠牲者を出した特別養護老人ホーム「千寿園」の前で黙とうする安倍首相(右から3人目)ら=13日午前11時20分、熊本県球磨村(代表撮影)

 安倍晋三首相は13日、豪雨による甚大な被害が出た熊本県を視察した。同県球磨村で蒲島郁夫知事らと会い「できることは全てやるとの方針の下、早期復旧に全力を挙げる」と伝達。蒲島氏は「さらに支援をいただきたい」と要請した。松谷浩一村長も財政面の措置などを訴えた。これに先立ち、首相は入所者が犠牲になった同村の特別養護老人ホーム「千寿園」で黙とうをささげた。

 首相が今回の豪雨の被災地に入るのは初めて。視察結果を復旧・復興の施策に反映させる考えだ。帰京後の13日夕に政府の豪雨非常災害対策本部会議に出席し、今後の対策を指示する。


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