鹿児島知事に塩田氏初当選 自公推薦の現職ら6氏破る

鹿児島県知事選で落選が決まり、頭を下げる三反園訓氏=12日夜、鹿児島市

 任期満了に伴う鹿児島県知事選は12日投開票の結果、無所属新人で元九州経済産業局長塩田康一氏(54)が、再選を目指した自民、公明推薦の現職三反園訓氏(62)との接戦を制し、初当選した。元知事伊藤祐一郎氏(72)ら5氏も及ばなかった。保守勢力が分裂した事情もあり、与党は2016年の前回知事選に続いて敗北。安倍晋三首相の衆院解散戦略に一定の影響を与える可能性もある。

 投票率は49・84%で、参院選との同日選となった前回選の56・77%を下回った。塩田氏の得票は約22万2千票で、三反園氏は約19万5千票。差は約2万7千票だった。


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