「食べる水族館」が開館20周年 アクアマリンふくしま

水族館「アクアマリンふくしま」館内の釣り堀で釣り上げ、スタッフに調理してもらった魚の唐揚げを食べる家族連れ=6月、福島県いわき市

 魚を見るだけでなく触れて、味わうことをコンセプトにし“食べる水族館”として知られるアクアマリンふくしま(福島県いわき市)が15日に開館20周年を迎える。東日本大震災では津波で9割以上の生物が流失するなど大きな被害を受けた。「自然体験が乏しい今の子どもに命の大切さを伝える使命がある」と、震災前の半数程度まで落ち込んだ来場者数の回復に向けて斬新な取り組みを続けている。

 人気の一つが釣り堀。釣りだけでなく、魚をさばき、食べるところまでやるのが特徴だ。6月下旬、家族連れが次々にアジを釣り上げ歓声が上がった。


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