中韓台と出入国制限の緩和交渉へ ビジネス目的の往来、10カ国と

4月、出入国制限で人けがない羽田空港の第3ターミナル

 政府は、新型コロナウイルス感染防止策の一環である出入国制限の緩和を巡り、中国や韓国、台湾を含む約10カ国・地域と来週にも交渉に入る方針を固めた。制限緩和第1弾として先行実施したベトナムや、交渉中のタイ、オーストラリア、ニュージーランドの計4カ国から対象を拡大する。第1弾と同様、ビジネス目的の往来を優先する。複数の政府関係者が10日、明らかにした。

 日本との往来が多い中韓両国、台湾に加え、新型コロナの感染状況が比較的落ち着いているブルネイ、ミャンマー、ラオスなどのアジア諸国との協議を想定している。政府の国家安全保障会議(NSC)でも近く協議する見通しだ。


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