ネット中傷の抑止策提示、総務省 電話番号開示で投稿者特定

総務省などが入るビル=東京都千代田区霞が関

 総務省は10日、インターネット上で匿名の誹謗中傷を受けた被害者が投稿者を特定しやすくするための制度見直しに向けた有識者会議を開き、改正の方向性をまとめた中間報告案を提示した。投稿者の電話番号を開示対象に追加することや、情報開示を迅速にする新たな裁判手続きの創設を検討することを盛り込み、被害者の救済や不適切な投稿の抑止を図る。

 今後、国民からの意見募集も経て正式決定する。電話番号の追加は速やかに省令改正で実施する方針。新たな裁判手続きについては今後詳細を詰め、11月に最終報告を取りまとめる。


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