ファーストリテ、純利益42%減 ユニクロの臨時休業響く

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが9日発表した2019年9月〜20年5月期の連結売上高は前年同期比15・2%減の1兆5449億円、純利益は42・9%減の906億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大による国内外での臨時休業が響いた。

 国内では3月下旬から5月上旬に最大311店舗が臨時休業した。海外でも北米などで店舗を臨時休業した。国内外の赤字店舗について減損損失を152億円計上した。

 同時に発表した20年8月期の業績予想は純利益が850億円になると見込み、1千億円に下方修正した4月の予想からさらに引き下げた。


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