ユーロ圏GDP、8・7%減に 20年、過去最悪を下方修正

 【ロンドン共同】欧州連合(EU)欧州委員会は7日発表した夏季経済見通しで、ユーロ圏19カ国の2020年の実質域内総生産(GDP)が前年比8・7%減になると見込んだ。比較可能な1996年以降で最大の下落率を見込んだ5月の前回予測から、さらに1・0ポイント下方修正した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ移動制限などが経済活動に深刻な影響を及ぼしているためだ。ユーロ圏各国では対策の緩和が徐々に進んでいることを受け、21年は6・1%増と急回復を見込んでいる。


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