JR東、新幹線台車の監視強化へ 走行中に異常検知、23年春導入

 JR東日本は7日、走行している新幹線の台車の振動などに異常があった場合、運転士に知らせるモニタリングシステムを導入すると発表した。2021年秋以降に完成する新幹線車両に搭載し、試験を経て23年春から運用を始める。

 新幹線の台車を巡っては、17年にJR西日本の博多発東京行き新幹線「のぞみ」の台車に破断寸前の亀裂が入っていたことが判明。JR西やJR東海は既に台車の異常を検知する仕組みを導入している。

 JR東によると、従来の車軸の周辺で温度上昇を検知する装置に加え、台車枠の振動や空気ばねの圧力を測定する装置を設置。新たに搭載するシステムが異常がないか判定する。


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