広島の留置施設で勾留中の男感染 東京都内から新幹線で移送

 広島市は7日、市内にある広島県警本部の留置施設で勾留中の男が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。今月上旬に東京都内で逮捕され、新幹線で移送されていた。広島県内の感染確認は計166人になった。

 市によると、男は勾留中の4日に悪寒を感じ、5日に高熱などを発症、6日に陽性と判明した。市内の指定医療機関に入院し、現在は軽症。市は「行動歴や発症時期から東京都内で感染した可能性が高い」としている。

 県警の捜査員や留置担当者ら9人が濃厚接触者と判断された。男は1人部屋に収容されており、他の留置者に濃厚接触者はいない。


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