北朝鮮「米国と対話せず」 韓国の仲介意欲を突き放す

北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長

 【北京共同】北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は7日、談話を発表し、「米国人と向き合う考えはない」と米朝対話に応じる気がないことを強調した。韓国の文在寅大統領が米朝首脳会談の仲介に意欲を示していることについては「差し出がましい」と突き放した。朝鮮中央通信が伝えた。

 北朝鮮の崔善姫第1外務次官も4日に同様の談話を発表した。米国の北朝鮮担当特別代表を兼務するビーガン国務副長官が7日から韓国を訪問、核問題への対応などを協議するのを前に、改めて米韓をけん制した。

 クォン氏は、米朝関係は「複雑にもつれつつある」と指摘した。


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