九州の豪雨、死者50人 福岡で冠水、避難所孤立

大雨で増水した花月川のライブカメラ映像=7日午前、大分県日田市北友田付近(国交省提供)

 停滞する梅雨前線の影響で九州は7日も北部を中心に猛烈な雨が降った。気象庁は福岡、佐賀、長崎3県の一部自治体への大雨特別警報を維持し、最大級の警戒を呼び掛けた。大分県日田市では筑後川が氾濫。福岡県では今回の豪雨で初めて死者1人が確認されたほか、大牟田市で避難所が周辺の冠水で孤立し、県は陸上自衛隊に災害派遣を要請した。熊本県ではこれまでに49人が死亡、3人が心肺停止。行方不明者11人の捜索が続いた。

 大牟田市で冠水した避難所は2カ所で、7日午前4時の時点で計200人以上が身を寄せていたという。

 熊本県の山間部の集落は、電気などのライフラインが断絶している。


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