都知事選投開票所で「3密」回避 間隔空け長い行列、マスクに手袋

間隔を空けた記載台で投票用紙に記入する有権者=5日午後、東京・世田谷区役所

 東京都知事選は新型コロナウイルス感染が収まらない中、投開票日を迎え、各自治体の選挙管理委員会は投開票所で感染防止対策を徹底した。3密(密閉、密集、密接)回避のため、有権者が間隔を空けて並び、長い行列ができた投票所もあった。

 世田谷区役所に設置された投票所では、係員がマスクと手袋を着用。一定の間隔を空けて並べるよう停止線を示し、記載台は一つおきに配置した。筆記用具は持参も可能とし、希望者は手袋やプラスチック製の使い捨て鉛筆を利用できるようにした。区内在住の主婦(42)はマスクをし、筆記用具を持参。「夫が満員電車で通勤しているので不安だ」と話した。


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