北朝鮮高官「朝米対話必要ない」 核・ミサイル戦力増強を示唆

北朝鮮の崔善姫第1外務次官(AP=共同)

 【北京共同】北朝鮮の崔善姫第1外務次官は4日、談話を発表し、11月の米大統領選前に米朝首脳会談が行われる可能性が取り沙汰されているのに対し「朝米対話を、政治的危機を処理するための道具としか見なさない米国と対座する必要はない」と述べ、応じる気はないとの立場を強調した。朝鮮中央通信が伝えた。

 同時に「米国の長期的脅威を封じるため、既に具体的な戦略的計算表を立てた」とし、核・ミサイル戦力増強で対抗する姿勢を示唆した。

 ビーガン米国務副長官が7日から韓国を訪問、北朝鮮対応を協議する見通し。


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