トランプ氏意向で花火大会強行 米独立記念日祝う、感染懸念も

2007年7月3日、米サウスダコタ州のラシュモア山で打ち上げられた花火(Seth A.McConnell/Rapid City Journal提供・AP=共同)

 【ワシントン共同】米ホワイトハウスは2日、トランプ大統領が3日に中西部サウスダコタ州を訪れ、リンカーンなど歴代大統領4人の顔が山肌に刻まれた景勝地ラシュモア山で花火大会を参観すると発表した。4日の独立記念日に合わせた連休で多くの人が参加する見込みだが、互いに距離を取る措置は導入せず、新型コロナウイルス感染拡大の懸念が出ている。

 米メディアによると、山火事誘発の恐れから同山では花火大会の実施が見送られてきたが、トランプ氏の意向で約10年ぶりに再開。感染者が少ない同州で独立記念日を盛大に祝い、11月の大統領選に向け正常化をアピールする足掛かりにしたい考えだ。


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