コレラ流行時の印でお守り、山形 鳥海山の神社で140年前に作成

 1400年以上の歴史を誇る鳥海山大物忌神社(山形県遊佐町)でこのほど、140年前に国内で流行していたコレラ終息を願って作られた印が見つかった。新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るう中、神社は印を押したお守りを発案。高橋広晃宮司(65)は「早期終息を祈る」と話している。

 倉庫を整理していた5月下旬に見つかり「偶然、新型コロナ流行と重なり驚いた」(高橋宮司)。印は木製で長さ5・5センチ。漢字で「鳥海山疫病除御守」と彫られている。1880年6月27日の神社の日誌に記録が残っており、当時の宮司が作ったとみられる。

 お守りの初穂料は500円。郵送でも受け付ける。


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