アコヤガイ289万個死ぬ 三重、割合は昨年以下

三重県内で死んだアコヤガイの稚貝=6月(三重県水産研究所提供)

 三重県内で真珠養殖に使うアコヤガイが、今年は6月までに289万2千個死んだとの調査結果を県が1日発表した。大量死が起きた昨年8月の調査で確認された209万2千個を上回ったが、今年は養殖数を増やしており、死んだ割合でみると下回った。県は「昨年ほどの被害ではないが、引き続き業者に対策を呼び掛ける」としている。

 調査では、死んだ貝の約87%を生後1年未満の稚貝が占めた。貝の年齢別の死んだ率は稚貝が36%、2021年に真珠の核を入れる2年貝が5%、今年核を入れる3年貝が11%だった。昨年は稚貝が70%、2年貝が23%、3年貝が24%だった。


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