定置網のカメからレジ袋、高知 「ごみ考える契機に」

オサガメの体内から見つかったレジ袋など

 高知県室戸沖で6月に定置網にかかって死んでいたオサガメの体内から、コンビニのレジ袋などが見つかったことが、むろと廃校水族館(同県室戸市)への取材で1日、分かった。クラゲを食べるオサガメが、漂う袋を誤飲したとみられる。

 若月元樹館長(45)によると、死因は溺水で、誤飲ではないとみられる。若月さんは「海洋ごみはレジ袋よりも漁網が深刻だ。放置されたブルーシートもカメの産卵を邪魔している。今回のことをきっかけに、海洋ごみ全般について考えてほしい」と訴えた。レジ袋は水族館で展示する予定。


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