海上遊歩道でクジラ観察、和歌山 太地町の森浦湾にオープン

 クジラの町・和歌山県太地町の森浦湾に、小型鯨類が観察できる海上遊歩道が1日、オープンした。湾を網で仕切って遊歩道を浮かべ、ハナゴンドウを数頭放した。観察しやすいよう遊歩道脇に作ったいけすにはバンドウイルカが4頭。湾内で飼育する鯨類の体調を見ながら、将来は50頭以上に増やす考えだ。

 利用は無料で午前9時〜午後5時。入り口でライフジャケットを借り、着てから歩くのが条件だ。有料のシーカヤックも楽しめる。

 仕切り網は長さ約380m。網に沿って長さ約160m、幅約2mの遊歩道を浮かべた。三軒一高町長は「世界中の研究者が一度は訪れたい町にしたい」と話した。


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