東京都庁の展望室、感染防ぎ再開 眼下の景色、4カ月ぶり

利用が再開された東京都庁第1本庁舎の展望室。訪れた人たちは間隔を空けて景色を眺めていた=1日午前10時4分

 東京都は1日、新型コロナウイルス対策で2月27日から休止していた都庁第1本庁舎の展望室の利用を再開した。一度に入室できる人数を100人程度とした上で、当面は午前10時から午後5時までとし、従来より短縮する。初日は雨が降って天候が悪く、訪れる人はまばらだった。

 入室前には、検温や消毒など感染拡大防止策を実施。それぞれ距離をとって景色を見るよう求める表示をして、世界的な美術家草間弥生さんが装飾したグランドピアノは写真撮影のみとした。

 展望室は庁舎の北側と南側のそれぞれ45階にあり、約200メートルの高さから富士山や東京スカイツリーなどの景色を一望できる。


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