全日空、創業時運用のヘリを移転 羽田近くの新訓練拠点に

組み立てた全日空創業時のヘリコプターを見つめる整備士の伊藤剛さん(左手前)=30日午後、東京都大田区

 全日空は30日、前身の「日本ヘリコプター輸送」が1952年の設立当時に運用し、現存しているヘリコプター1機を昨年開業した羽田空港近くの訓練センター「ANA Blue Base」(ABB)に移転した。これまでは、都内の別施設に保管していたが、各部門の機能を集約した巨大新施設ができたのを機に移すことになった。将来は一般向けに公開することを検討している。

 「ベル47D―1」は米ベル・エアクラフトから購入。長さ13・17メートル、幅2・64メートル。高さ2・83メートル。重さは726キロ。全体が黄色い塗装で、燃料タンクに「日ペリ」の社名がある。


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