ダッカテロ4年、鉄道開業遅れも 犠牲者ら関与、コロナで工事中断

バングラデシュの首都ダッカで行われている都市高速鉄道の建設現場=26日(共同)

 【ニューデリー共同】バングラデシュの首都ダッカで日本人7人を含む22人が殺害された飲食店襲撃テロから7月1日で4年。犠牲者が関わった都市高速鉄道の整備事業は一時中断を挟んだ後、現在は高架橋の工事が進む。しかし新型コロナウイルスの流行で工事は再び中断に追い込まれ、来年末の部分開業が遅れる可能性も出ている。

 首都中心部の幹線道路に橋脚が立ち並ぶ。ダッカ初の都市高速鉄道の建設現場だ。国際協力機構(JICA)によると、総事業費3700億円のうち2375億円が円借款で賄われる。ダッカではバスや乗用車が主な交通手段で、深刻な渋滞の解消が期待されている。


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