共通テ、校長判断で第2日程選択 30日午後に実施要項公表へ

今年の大学入試センター試験の会場=1月、東京・本郷の東京大学

 新型コロナウイルスの影響を踏まえ、大学入学共通テストに設けられた現役生が主な対象の「第2日程」について、運営する大学入試センターが、第2日程を選択できるのは休校に伴う学習遅れがあると校長が判断した場合とする方針を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。

 「第1日程」との選択時期を、今秋の出願時とすることも判明した。休校の期間は各地で異なるが、居住地域は問わない。センターは、こうした点をまとめた共通テスト実施要項などを30日午後に公表する。

 共通テストは、大学入試センター試験の後継。来年1月16、17日を第1日程、同30、31日に第2日程を設定した。


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