公安庁、五輪「テロ警戒が必要」 サイバー攻撃、冊子で注意喚起

 公安調査庁は29日、世界のテロ組織の情勢などをまとめた2020年版「国際テロリズム要覧」を公表した。新型コロナウイルスの影響で来年に延期された東京五輪・パラリンピックについて、具体的なテロ情報は把握していないが、過去の大規模国際スポーツイベントでは事件が起きており「警戒が必要」とした。

 公安庁によると、19年は、4月のスリランカ連続爆破テロで日本人女性1人が犠牲になった。

 公安庁は今年、サイバーテロに対して注意を呼び掛ける冊子「サイバー攻撃の現状」を初めて作成。企業や政府機関に配布するとともに、ホームページで29日公開した。


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