朝ドラ休止をチャンスに、福島 古関裕而ゆかり、再放送前向きに

NHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデル、作曲家古関裕而さんが生まれた福島市の街中に掲げられたのぼり=26日

 NHK連続テレビ小説「エール」が新型コロナウイルス感染拡大防止で収録を見合わせたため、29日から放送休止となる。主人公のモデルで作曲家古関裕而さんの出身地、福島県では期待していた朝ドラ効果による観光客増加が移動自粛で幻に。ただ休止中は初回から再放送され、物語の舞台が再び福島となるため「チャンス」と前向きに捉える地元関係者もいる。

 福島では朝ドラ効果への期待が高く、古関さんが生まれた福島市の古関裕而記念館は3月下旬、展示物の一部を入れ替えてリニューアル。古関さんが銀行員として2年間過ごした福島県川俣町も、ゆかりの場所を紹介する観光マップを1万部用意した。


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