日本列島各地で部分日食を観測 コロナ対策、密集・密接避けて

中国チベット自治区で観測された金環日食=21日(共同)

 太陽の一部が欠けて見える部分日食が21日夕、日本列島の各地で観測された。国内での日食は昨年12月26日以来。新型コロナウイルスの感染が懸念される中、国立天文台は観測の際に密集、密接しないよう注意を呼び掛けた。

 今回は前回よりも大きく欠ける好条件で、那覇市では太陽の面積の約8割が覆い隠された。東京はあいにくの曇り空となったが、沖縄などの各地で欠けていく様子が見られた。アフリカからアジアにかけての一部では太陽の外縁がリング状に残る金環日食となった。

 次に国内で部分日食が起こるのは2023年4月20日だが、見ることができるのは九州南部や沖縄など一部地域のみ。


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