貸し切りバス、コロナの影響深刻 近畿運輸局が調査

 国土交通省近畿運輸局は15日、近畿2府4県の運輸関連事業者を対象に、新型コロナウイルスによる影響に関し聞き取り調査した結果を明らかにした。貸し切りバスについては回答した33事業者のうち、前年同期比で9割以上売り上げが落ちたのは、4月で72・7%、5月で75・8%、6月も66・7%に上り、他業種より突出していた。

 旅客船への影響も深刻で4〜6月、同じく9割以上減ったのは、回答した7事業者のうち4事業者(57・1%)だった。

 野沢和行局長は記者会見で「花見やゴールデンウイーク、修学旅行に重なったことで輸送や宿泊の需要が蒸発し、経営に深刻な影響が出ている」と指摘した。


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