「日本の書」展、11日に開幕 書家約200人が出展

「日本の書200人選」で展示された金沢翔子さんの書(左)=10日午後、東京都港区の国立新美術館

 東京五輪・パラリンピックを記念して企画された「日本の書200人選」が11日に国立新美術館(東京都港区)で開幕するのを前に10日、報道陣や関係者に公開された。21日まで開催される。

 高木聖雨さんら国内の著名な書家のほか、小中学生ら約200人が出展。漢字、かな、篆刻・刻字など、多彩な作品が披露された。ダウン症の書家として知られる金沢翔子さんは「呑舟之魚」と揮毫。青森県立八戸第二養護学校など、同県内の特別支援学校の卒業生3人の作品は、制作風景を収めた映像と共に展示された。

 書のほか2018年の西日本豪雨で被災した広島県熊野町で生産された筆なども展示された。


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