VAR、再開後は見送りへ Jリーグ実行委、3密の懸念

昨年のルヴァン杯準々決勝G大阪―FC東京戦第1戦で、VARの適用を示す電光掲示板=2019年9月、パナスタ

 Jリーグが9日にオンラインで開いたクラブ代表者による実行委員会で、7月4日のJ1再開後はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の採用を見送る方針が伝えられたことが関係者の話で分かった。23日の理事会で正式に決定する。

 VARは得点や一発退場など重大な誤審を防ぐため、今季からJ1で本格導入された。新型コロナウイルス感染防止の観点では、ピッチの外で映像を確認する室内が3密(密閉、密集、密接)状態になる懸念があるとの指摘があり、採否を検討していた。村井満チェアマンは実行委後の記者会見で「審判員らに事実関係を説明した上で、理事会で判断したい」と話した。


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