特養入所者11人を縛る、岡山 虐待の職員4人解雇、家族に謝罪

 岡山県勝央町の特別養護老人ホーム「南光荘」で、入所者11人が職員からひもで縛られるといった虐待を受けていたことが6日、施設への取材で分かった。施設側は虐待の中心的立場などだった30〜50代の職員4人を解雇し、入所者や家族に謝罪したという。

 南光荘によると、昨年ごろから今年3月にかけて、22人の職員が70〜90代の入所者11人の腹部を強くひもで縛るなどの虐待行為を繰り返していた。

 今年3月、町に「職員が虐待をしている」といった趣旨の通報があり発覚。施設側の聴取に職員らは「入所者が自分でおしめを脱がないようにするための指示だった」などと説明した。


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