MLB選手会、試合短縮案を拒否 報酬の扱い焦点、機構に譲歩要求

新型コロナウイルスの感染拡大で延期されている開幕を待つ、ニューヨークのヤンキースタジアム(AP=共同)

 【ロサンゼルス共同】米大リーグ選手会のクラーク専務理事は4日、大リーグ機構(MLB)が50試合ほどでレギュラーシーズンの開催を検討していることに「報酬の追加削減に対する選手会の同意なしに、シーズンを短縮しようとしている。機構の案は徹底的に拒否された」と声明で発表した。

 両者は今季開催案で協議を続けており、報酬の扱いが大きな焦点となっている。

 クラーク専務理事はこの日、100人以上の選手らとオンラインで会談した。選手がグラウンドに戻る準備はできているとし「ファンに試合を見せたいが、私たちだけではできない」とMLB側に譲歩を求めた。


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