定住者、日本語能力が低いと評価 浜松市調査、技能実習生に比べ

 外国人が多数住む浜松市が、企業や外国人市民を対象に行った日本語教育の実態調査で、1990年の改正入管難民法施行以降に来日した日系人ら定住者が、近年増加してきた技能実習生よりも、自己評価で日本語能力を低く感じていることが分かった。調査では427人から有効回答を得た。

 市は、来日前に日本語研修を受ける技能実習生に比べ、日系人らは学習の機会がないまま来日し、生活していると分析。こうした実情に配慮し、公的な日本語教育をどのように行うべきかを十分検討する必要があるとしている。

 市内で働く外国人は日系人らブラジル人が半数超で、フィリピン国籍などが続く。


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