13年前の英女児失跡で捜査 ドイツで容疑者浮上、殺人か

マデリンちゃん(AP=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ検察当局は3日、ポルトガルの保養地で2007年、3歳の英国人女児マデリン・マッカーンちゃんが行方不明になった事件を巡り、殺人容疑でドイツ人の男(43)を捜査していると発表した。男は子供への性的虐待など複数の犯罪歴があった。別の事件で長期刑の判決を受け、ドイツで服役中という。

 事件当時、サッカーのスーパースター、ベッカム選手ら著名人が情報提供を呼び掛けるなど、マデリンちゃんの失跡は世間の注目を集めた。

 男が容疑者として浮上した詳しい経緯は不明。ポルトガル当局は08年、新証拠が出てくるまで捜査を打ち切ると発表した。


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