米、火星探査車を7月打ち上げ 土壌を採取、生命の痕跡探る

火星で活動する探査車「パーシビアランス」の想像図(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は3日、新たな火星探査車「パーシビアランス」を7月17日にフロリダ州から打ち上げると発表した。順調なら2021年2月に火星に着陸する。土壌を採取して、かつて生命が存在した痕跡があるかどうかを探る。

 「小型車くらいの大きさ」(NASA)で、重さ約1トン。6個の車輪で移動し、2メートルを超えるロボットアームを使って土壌を採取する。採取した土壌は容器に入れ、地面に置いていく。容器は別の探査機が回収し、地球に持ち帰ることを目指す。

 名前のパーシビアランスには「不屈の精神」の意味があり、子どもたちからの提案を基に選ばれた。


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