2020年6月3日 19:10 | 無料公開
韓国・京畿道広州にある元従軍慰安婦の女性らが生活する支援施設「ナヌムの家」=5月28日(共同)
【ソウル共同】韓国・京畿道広州にある元従軍慰安婦の女性らが生活する支援施設「ナヌムの家」で、入居者のために寄付金が使われていないと職員が内部告発したことを受け、施設の安信権所長が辞表を提出し受理されたことが3日、分かった。施設を運営する社会福祉法人の弁護士は「事実上の懲戒解雇」に相当するとしている。
2日に法人が懲戒委員会を開き、所長辞職を決めた。一方で安氏は、後任が採用されるまでは無報酬で施設に勤務する意向も示している。
告発した職員は、所長だけでなく法人の施設の運用方針にも問題があるとみており「解雇はトカゲのしっぽ切りにすぎない」と批判している。