ビデオ通話、嫌がらせ行為問題化 コロナで利用拡大、安全性強化へ

ズームを使ったビデオ会議に参加するジョンソン英首相=5月27日、ロンドン(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルス感染防止のための外出規制をきっかけに、ビデオ通話は世界中で利用が広がり、ビデオ会議システムを運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは急成長した。一方でズームを使ったイベントで勝手に映像を流す嫌がらせ行為も問題化、安全性の強化を図っている。

 ズームは使いやすさや接続の安定性が評価され、1日当たりの会議参加者数は昨年12月の1千万人から4月に3億人超と急増した。しかし公開イベントでポルノや白人至上主義者の映像などを流す「ズームボミング(爆撃)」も相次ぎ、一部の企業や教育機関が安全性を理由にズームの利用を制限した。


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