デジタル化で構造改革 経団連会長、在宅勤務歓迎

インタビューに答える経団連の中西宏明会長

 就任3年目を迎えた経団連の中西宏明会長(74)は1日までに共同通信などのインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染症対策と経済活動の両立に「真正面から取り組む」と強調した。感染収束後の新たな成長を実現するため、デジタル化をてこに社会構造改革に取り組む意気込みを示した。デジタル革新への投資を加速させ、大幅に悪化した経済の回復を目指す考えだ。

 外出自粛に対応するため、企業で急速に活用が広がった在宅勤務については「時間や場所に縛られない働き方の可能性が見えた」と歓迎。コロナの収束後もテレワークを定着させるべきという方向性を示した。


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