2020年6月1日 19:47 | 無料公開
夏の甲子園大会の中止などを野球部員に説明する龍谷大平安高の原田英彦監督(右)=1日、京都市
高校野球の甲子園大会で春夏通算75度の出場、4度の優勝を誇る京都・龍谷大平安高野球部が1日、今夏の第102回全国選手権大会と地方大会の中止が決まってから初めて京都市内の同校で集合した。原田英彦監督は「今こういう思いをしているが、将来非常に強くなれる。各人が思いを持って、自分自身で自分を磨いてください」と熱く訴えた。
同監督は世界での感染拡大の状況や、それに伴う企業の倒産数などを丁寧に説明。部員たちの心情に理解を示しながら「この状況を頭に入れて、それを認める。諦めないといかん。君たちにはきつい言葉かもしれないが、そうでないと次に進めない」と前を向かせた。