コロナ詐欺被害、45件4千万円 17都道府県、10万給付標的も

 全国の警察が認知した新型コロナウイルス感染拡大に乗じた詐欺被害(未遂含む)が、3月上旬から5月末までに17都道府県で計45件あり、被害総額は計4028万円に上ることが1日、警察庁のまとめで分かった。うち特殊詐欺は20件、3453万円だった。

 警察庁は、コロナやマスク、消毒液などの文言が使われた事件を集計した。国民に1人10万円を配る「特別定額給付金」などの支援策に乗じた詐欺は17件あったという。

 岡山県倉敷市では5月、金融機関の職員を装い「給付金の申請を代行する」などとかたる電話が80代の女性にあり、キャッシュカードをだまし取られた。


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