自転車保険の販売好調 コロナ予防に通勤切り替え

 自転車保険の販売が好調だ。4月の新規加入者数は新型コロナウイルスの感染拡大前と比べ数倍に増えた。各地の地方自治体が条例で加入の義務化を進めたことや、感染予防のために通勤手段を公共交通機関から自転車に切り替える動きが背景にあるようだ。

 警察庁によると、自転車が絡む事故は近年減少傾向にあるが、2019年には全国で8万473件発生している。コロナを機に久しぶりに自転車に乗るなど不慣れな利用者も多く、損害保険各社は自転車保険への加入を呼び掛けている。

 損保ジャパンは無料通信アプリのLINE(ライン)を通じた4月の販売が1月と比べ、約9倍に伸びた。


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