早大講師、学生に「死ね」 ナイフで発音指導、アカハラ解任

 早稲田大は29日、国際学術院で授業を受け持っていた非常勤講師の60代男性について、「死んじゃいな」などと暴言を吐いたり、学生の荷物を蹴ったりするアカデミックハラスメント行為があったとして、同日付で解任したと発表した。学生のプライバシー保護を理由に、被害者の数などは明らかにしていない。

 早大によると、男性は2018年度と19年度、国際教養学部で授業中、複数の学生に「死んじゃいな」「早く大学をやめろ」「育ちが悪い」などと人格を否定するような発言をした。さらに学生の荷物を蹴ったほか、授業中にポケットナイフを取り出して発音指導に使う高圧的行動もあった。


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