台風進路の誤差、12キロ改善 予報と実際、気象庁が自己評価

 気象庁は29日、予報精度の向上といった昨年の成果を自己評価した「業務評価レポート」を公表した。3日先の台風の中心位置について予報と実際の誤差は過去5年間(2015〜19年)の平均で207キロとなり、前回の評価より12キロ改善した。

 同庁は予報システム改善で200キロに抑えたい考え。一方、19年単年の誤差は190キロで18年単年より11キロ悪化した。

 翌日の予想気温が実際よりも3度以上外れたのは17〜19年の3年平均で最高気温が29日、最低気温が15日だった。前回の評価(16〜18年)から最高気温は1日改善、最低気温は横ばいだった。


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