日航、4月の国際線旅客98%減 移動制限が直撃

 日本航空は28日、グループの4月の国際線旅客数が、前年同月比98%減の1万6039人だったと発表した。新型コロナウイルス対策の世界的な移動制限が直撃し、運航便を大幅に減らしたため。5月も大規模な減便を続けており、厳しい経営環境が一層鮮明になっている。

 米国本土、欧州、東南アジア、ハワイ・グアムといった各方面と日本を結ぶ路線で、旅客数が激減している。4月の国内線旅客数も前年同月と比べ9割近く減った。

 日航は事業計画の策定が難しくなっているとして、今月27日に2021年度入社に向けたグループの新卒採用の活動を中断すると公表した。


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