改造B―CASで31人書類送検 宮崎カーフェリー、不正視聴疑い

 フェリー内で有料放送を見られるよう改造したB―CAS(ビーキャス)カードを譲渡した疑いで宮崎カーフェリー(宮崎市)の社員が逮捕された事件で、神戸海上保安部は25日までに、不正に視聴したとして不正作出私電磁的記録供用などの疑いで新たにフェリーの乗組員31人を書類送検した。

 書類送検容疑は2017年以降、神戸港と宮崎港を結ぶ「こうべエキスプレス」や「みやざきエキスプレス」の船内で改造したB―CASカードを使って有料放送を視聴するなどした疑い。

 同保安部は昨年12月、神戸港に着いたフェリー内で不正視聴を確認。不正競争防止法違反容疑で男性社員1人を逮捕した。


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