「臨床研究で効果確認したい」 新型コロナ、既存薬2種

脇田隆字・国立感染症研究所長(手前左から3人目)らと意見交換する西村経済再生相(奥右から2人目)=24日、東京都新宿区の感染研戸山庁舎

 脇田隆字・国立感染症研究所長は24日、同所などが新型コロナウイルスの増殖を抑える効果が期待できると報告したエイズと白血球異常の治療薬2種について「(人への投与など)臨床研究で効果があるかどうかしっかりと確認する」との考えを報道陣に述べた。

 感染研戸山庁舎(東京都新宿区)を視察した西村康稔経済再生担当相との意見交換の説明。終了後、取材に応じた西村氏も「治療薬開発に期待したい。ワクチンも研究開発と生産体制を整えていく。2次補正予算で対応したい」と語った。

 2種はエイズの発症を抑える「ネルフィナビル」と、放射線による白血球減少症などに用いる「セファランチン」。


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