外国籍者の狂犬病発症確認、愛知 フィリピンでかまれ来日

 愛知県豊橋市は22日、フィリピンから来日し豊橋市内の病院に入院中の外国籍の人=静岡市在住=の狂犬病発症を確認したと発表した。昨年9月ごろにフィリピンで犬にかまれ感染したとみられる。2月に就労のため来日した。国立感染症研究所によると、国内での発症確認は2006年以来で、国内で人が感染した例は1956年を最後に見つかっていない。

 豊橋市によると、19日に同市内の医療機関から保健所へ狂犬病の疑いの報告があった。感染研に依頼し、22日に狂犬病ウイルスの陽性が判明した。市は性別や国籍などを明らかにしていない。

 発症者は水を怖がり、集中治療室(ICU)に入っている。


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