長崎の大村ボート、観客入れ開催 全国の公営競技で初

長崎県内在住者に限った観客を入れ、開催されたボートレース=22日午後、長崎県大村市のボートレース大村

 長崎県大村市のボートレース大村で22日、観客を入れてのレースが開催された。競馬、競輪などの公営競技は新型コロナウイルス感染拡大防止のため2月末から無観客が続き、観客を入れての再開は全国で最初。今後、ボートレースは対策を講じた競走場から随時再開していくとしている。

 入場者は長崎県内在住者に限られ、身分証の提示や検温の実施、マスクの着用を求めた。観客席は1席ずつ間隔を空けるなど感染防止策を徹底。担当者は「全国初で前例がなかった。失敗できないという思いで準備した」と話した。

 第1レースを制した谷川将太は「やる気が出た。勝ったときの喜びが違う」と声を弾ませた。


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